米国の失業率がヤバすぎる!そういえば、調教師や騎手も失業することってあるの??

みなさん、こんにちは。風月堂NOVAです。
今世界中がコロナウィルスの影響で、経済的な大打撃を受けています。とりわけ米国では失業率が戦後最悪となっており、事態は深刻化しています!記事はこちら
日本もいつまで持つか先が見えない状況ですが、そんな中でも開催される公営ギャンブル・競馬。競馬ファンである私にとっては嬉しいのですが、ふとある疑問が…。
騎手や調教師が失業することってあるのだろうか?
今回の記事では、騎手の収入源や失業の有無について調べてみました。
目次-Contents-
騎手の収入源って?
そもそも、競馬の騎手の収入ってどうなっているのでしょうか?それはまず、フリーか厩舎に所属しているかで異なっています。フリーの騎手の収入源は、主にレースでの騎乗報酬、勝利報酬である進上金、トレーニングセンターでの調教料となっています。一方、フリーの騎手の収入源はこれらに加えて、厩舎での業務を行うことによる給与が収入となります。
騎乗報酬の中でも、レースのグレードによって変わる「騎乗手当」とグレードにかかわらず一律に支払われる「騎乗奨励手当」の2種類がよく知らています。
騎乗手当は下の表になっています。

騎乗奨励手当は一律16,500円となっています。例えば、平地のGⅢ競争に騎乗すれば、43,000円+16,500円=59,500円が手当として騎手に支払われます。
障害競走の騎乗手当が高めに設定されているのは、平地競争よりも圧倒的に落馬や事故の危険性が高いからです。ケガなどのリスクも考えると妥当ですよね。
そして肝心の勝利報酬である進上金。レースに勝って得られる賞金から進上金として、調教師に10%、厩務員に5%と、騎手に5%(障害レースでは7%)の割合で分配されています。レースの賞金だけでなく、出走奨励金 や 距離別出走奨励金 、その他の奨励賞も含めた金額から分配されるようです。
また、調教に乗るだけでも手当が得られます。調教で騎乗できるのは1日最大5頭までで、金額も定められています。美浦だと1回1,500円、栗東だと1回1,000円が調教手当として支払われます。(この500円の差は一体・・・)
免許剥奪、過去にあった事例!
それでは、騎手が職を失うことってあるのでしょうか?
騎手や調教師はいわゆる個人事業主で、騎乗成績が悪いことを理由にクビになることはないですし、騎乗免許や調教師免許を剥奪されることはないようです。
ただし、過去には以下のような事例が・・・
- 河野通文元調教師👉黒い交際が原因で調教師免許剥奪!記事はこちら
- 中野省吾元騎手👉試験不合格+悪質な騎乗態度で事実上の免許剥奪!記事はこちら
- 佐藤聖也元騎手👉同僚のスニーカーを盗んで逮捕、免許剥奪!記事はこちら
- 丸山勝秀元騎手👉記念品のメダルを盗んで逮捕、免許剥奪!記事はこちら
調べると色々と出てきました笑。騎手や調教師も同じ人間。やはり、犯罪や黒い交際に対しては厳しい処罰が下されています。
まとめ
騎手や調教師は、レースに出走するともらえる各種手当や奨励金・賞金を主な収入源にしています。※他にもメディア出演によるギャラもありますよね。
騎手や調教師は、いわゆる個人事業主にあたるので、成績不振によって失業やクビになるといったことはないです。ただし、犯罪や不祥事によって大きく信用を失墜した場合、騎手・調教師免許の剥奪や競馬界からの追放といった重い処分が下されています。やっちゃいけないことに手を出したら厳しい処分、そこは私たち一社会人と同じなんですね。