<NOVAのラップ分析>危ない有力馬は?~フィリーズR~

こんばんは。風月堂NOVAです。さて、今回の記事では今週末阪神競馬場で行われるG2フィリーズRに出走する有力馬のラップ分析を行いたいと思います。
過去10年のフィリーズRの平均ラップと、今回出走する有力馬の好走時におけるラップを比較し、今回の舞台でも高いパフォーマンスを発揮できるかどうかを分析する内容となっています。
目次-Contents-
フィリーズR 過去10年の平均ラップ
まずこちらが、フィリーズRの過去10年の平均ラップをグラフ化したものになります。👇

スタートから2Fまで一気に加速した後は、途端にペースが落ちます。その後、徐々に加速していきますが、最後の直線の上り坂の影響でペースが落ちる傾向が見てとれます。テンのダッシュ力、持続的な加速に対応するスタミナ、そして最後の坂を上り切るパワーが要求されるラップです。
それでは、3/13(金)時点の事前人気1~5番人気(オッズ参照:netkeiba.com)の有力馬の好走時ラップと比較してみます。
有力馬好走ラップ分析
事前1番人気:カリオストロ
好走したラップ比較対象レースは万両賞1着、2歳未勝利戦S1着でした。

万両賞・2歳未勝利戦いずれも阪神競馬場で行われたもので、フィリーズRの平均ラップを上回るラップで好走しています。特に万両賞では、逃げて自らこのラップを出していますから驚異的です。中間のラップ持続力に優れており、今回のレースでも勝ち負けできそうな高い適性を示しています。
事前2番人気:アヌラーダプラ
好走したラップ比較対象レースは2歳1勝クラス1着、2歳新馬戦1着でした。

新馬戦は中山競馬場、2歳1勝クラスは東京競馬場で行われたものです。見比べると、この2つのレースでは全く異なるラップが求められますが、いずれのラップにも適応した走りを見せており、この馬の器用さが伺えます。ただ、今回のラップ傾向に適応できるかは未知数です。テンが早くなり、この馬の強烈な末脚・瞬発力を発揮できる展開になれば、勝機はありそうです。
事前3番人気:ヤマカツマーメイド
好走したラップ比較対象レースはりんどう賞1着、2歳未勝利戦1着でした。

りんどう賞は京都競馬場、2歳未勝利戦は札幌競馬場で行われたものです。この馬の好走時ラップ傾向を見てみると、一定のラップを淡々と刻むようなレースが得意なようです。今回はペース勾配の対応が求められるので、この馬にとってはややマイナスになりそうです。
事前4番人気:ケープコッド
好走したラップ比較対象レースはクリスマスローズS1着、すずらん賞1着でした。

クリスマスローズSは中山競馬場、すずらん賞は札幌競馬場で行われました。テンのダッシュ力はありますが、このラップを見る限り、持続的な加速に対応するスタミナがあるようには思えません。この馬の狙い時は1200m戦でしょうか。
事前5番人気:マテンロウディーバ
好走したラップ比較対象レースは紅梅S3着、2歳新馬戦1着でした。

紅梅Sは京都競馬場、2歳新馬戦は阪神競馬場で行われました。2歳新馬戦で見られたラップは中々優秀で、当日時計のかかる馬場状態であれば、勝機は十分ありそうです。
ラップで見る危ない人気馬は?
ラップ傾向から見ると、現時点で人気している中で危ない馬は、
ヤマカツマーメイド、ケープコッド
の2頭です。当日の馬場状態などによっては、例年に比べて大きくラップが変わることもあり得ますが、現状だと割引が必要かもしれません。
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