NOVAの気になるデータ番外編~ロードカナロア産駒の得意距離~

今回の記事は、私が普段気になっていることをデータで紐解いていく「NOVAの気になるデータ番外編」です。今回は、ロードカナロア産駒の芝における得意な距離についてデータから分析していきたいと思います。
ロードカナロア産駒はマイラー向き?
ロードカナロア産駒が競走馬としてデビューしたのは、2017年6月4日東京5レースの新馬戦。このレースに出走した、ステルヴィオが初めてでした。
まず、ロードカナロア産駒の芝における距離別成績を見てみましょう。👇

最も出走回数が多いのが1400~1600mの距離で、勝利数も最多ですね。他の距離と比べて出走回数が多い中、高い勝率や複勝率を記録しています。
比較として、ディープインパクト産駒とキングカメハメハ産駒の芝における距離別成績(過去10年)も見てみました。👇


ディープインパクト産駒・キングカメハメハ産駒ともに、1700~2000mの距離で最も優秀な成績を収めています。ロードカナロア産駒はこの2大種牡馬に比べてデータ数が圧倒的に少ないですが、現状のところ、
ロードカナロア産駒の芝における得意距離は1400~1600m
であるといえそうです。
それでは、この距離でデータをもう少し分析してみましょう。
ロードカナロア産駒の狙い目は?
ロードカナロア産駒の芝1400~1600mにおける成績を色々と見てみると、いくつかの大きなバイアスが見えてきました。
札幌競馬場(洋芝)相性〇
こちらをご覧ください。👇

距離別成績を細かくみると、データ少ないですが、1500mの好走率が高くなっています。芝1500mは札幌競馬場特有のコースですが、同競馬場の芝コースの他の距離でも好走していたことから、札幌の芝すなわち洋芝適性が非常に高いことが伺えます。※ちなみに、同じく洋芝の函館競馬場においても、複勝率40%を超える成績を残しています。
母父サンデーサイレンス◎
種牡馬ロードカナロアと相性の良い母父を見てみたところ、👇

母父サンデーサイレンスの産駒が圧倒的な成績を残しています。父ロードカナロア×母父サンデーサイレンスのニックスを狙うだけで、馬券的中率が上がりそうですね。また、データ少ないですが、母父Singspielも非常に優秀です。
前走2着馬が好成績

前走2着だったロードカナロア産駒が、芝1400~1600mの距離のレースに出走すると60%以上の確率で馬券になっています。平均着順も非常に優秀です。
まとめ
以上、今回調べたデータをまとめてみますと、
ロードカナロア産駒の芝における得意距離は、1400~1600m。この距離において、父ロードカナロア×母父サンデーサイレンスのニックス◎。また、前走2着だった産駒は好走率が高い。そして、ロードカナロア産駒は洋芝適性が高い。
といったことがデータから見えてきました。今回調べたデータだけでなく、もう少し掘り下げるとまた面白い傾向が見えてくるかもしれませんね。
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