NOVAの気になるデータ番外編~キングカメハメハ産駒のダート替わり~

2020/03/11
 
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皆さん、こんな言葉を聞いたことありませんか?

「キンカメ産駒のダート替わりは買い」

競馬好きな方なら、一度は耳にしてそうな言葉だと思います。私もこれまで何度か耳にしたことがあって、「へ~そうなんだ」と何となく意識はしていたものの、その根拠がどこからくるのか気になっていました。はたして、本当にキングカメハメハ産駒のダート替わりは買いなのか?今回の記事では、これについてデータを見ていきたいと思います。

他の産駒との比較で見えてきたもの

過去5年の前走芝→今回ダートのキングカメハメハ産駒の成績がこちらです。👇

まあまあ良さげな数字を残していますね。比較に、他の産駒のダート替わり成績も見てみましょう。

まずはディープインパクト産駒のダート替わり成績です。👇

勝率・連対率ではキングカメハメハ産駒に劣るものの、複勝率はディープインパクト産駒の方が高いですね。

さらに最近の種牡馬の中でも特に優秀な成績を残しているロードカナロア産駒のダート替わり成績を見てみます。👇

データ数としてはまだ物足りなさを感じますが、現時点では僅かながらキングカメハメハ産駒よりも高い勝率・連対率を誇ります。芝でも走り、ダートでも走るロードカナロア産駒の素質の高さは本当に素晴らしいですね・・・。近い将来、今は亡きディープインパクトやキングカメハメハのような偉大な種牡馬になるんだろうなと思っています。

話がそれました(笑)。ここまできたら、主要種牡馬のダート替わり成績を見てみよう!ということで、データを調べてみました。過去5年の前走芝→ダート替わりでの勝利数上位11頭を並べてみます。👇

こうしてみると、キングカメハメハ産駒の勝利数が最も多いことが分かります。ただ、勝率ではエンパイアメーカー産駒、連体率ではロードカナロア産駒やオルフェーブル産駒、複勝率ではディープインパクト産駒の方が上回っていました。これらの産駒はデータ数がキングカメハメハ産駒よりも少ないので、今後数字の上下はもちろんあるでしょうが、キングカメハメハ産駒のダート替わりが絶対的に強い!とは言い切れなさそうです。少なくとも、キングカメハメハ産駒がダート替わりを苦手としているといったことはないとは思います。

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ダート替わりのキンカメ産駒の狙い目は?

さて、キングカメハメハ産駒がダート替わりで最も勝っているということが分かりました。それでは、さらに掘り下げてみましょう。どのようなダート替わりキンカメ産駒が狙い目なのでしょうか?その好走バイアスは前走着順別成績のデータにありました。下の表は、今回ダート替わりキンカメ産駒の前走(芝)における着順別成績を示したものです。

これをみると、前走芝での着順が5着以内ですと、複勝率も40%超えと優秀な数字を残しているのですが、前走6着以下になると途端に数字が落ちているのが分かります。この傾向から、芝でも十分走れる素質馬・実力馬であることがダート替わりキンカメ産駒の狙い目だといえそうですね。

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まとめ

これらのデータからまとめますと、

前走芝で5着以内の、今回ダート替わりキングカメハメハ産駒は買い

という傾向が導けました。

ダート替わりのキンカメ産駒だからといって、むやみに狙うのは少し危険かもしれません。ディープインパクト産駒やロードカナロア産駒のダート替わりについても、もう少し掘り下げていくと、面白い傾向が見られるかもしれませんね。

もちろん、競馬はデータだけではないのですが、今回のデータ考察が、少しでも馬券予想の参考になれば嬉しいです。

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